2009年02月 の記事一覧
Bento2で学級日誌
Bento2のレポート4回目です。
今回は2つ目のテンプレートについて。
テンプレート2つ目のしめ切りが迫り、どんなテンプレートにしようかと考えていました。
どうせなら、仕事でも使えるようなものと考え、思いついたのは「学校図書館の蔵書」。
でも、2000冊を超える本のデータベースを作ろうだなんて、たとえBento2が使いやすいデータベースソフトだとしても、一人でデータベース化するなんて不可能な話。
むしろ、そんな作業したくない・・・。
そこで、原点に返ってみました。
Bento2は家庭でも使える簡単データベースソフト。
無理はせず、こつこつとやれば、立派なデータベースができる。
それがBento2であるはず。
そんなわけで思いついたのが学級日誌。
とはいえ、学校の先生が学級日誌を書くことなんてないと思います。
私が考えたのは、「先生用学級日誌」です。
学校の先生は毎学期、学期末になるとほとんどの先生が「通信簿」を書きます。
その通信簿の「所見欄」(一人ひとりの学習や生活の様子を文章で書くところ)を書く際に、結構時間がかかるのです。
何しろ、40人の学級なら、数日の間に数ヶ月の40人分の出来事を思い出しながらで書き上げなければならないのですから。
でも、よくよく考えてみると、数ヶ月も子どもと接してきて、その様子をたったの数日で書き上げようとするから無理があるのです。
日々の生活の様子を書き留めておけば、そんな苦労も減るはず。
そうして考えたのが「先生用学級日誌」です。
前置きが長くなりましたが、完成したのが下の画像。
(クリックで拡大)
左と中の列。
ここは、日付、行事、その日の欠席、遅刻、早退、また、時間割やその学習内容を記載します。
が、日付を除けば、書いても書かなくてもどちらでもよいです。
あくまで、その日がどんな日だったのかを思い返す為のきっかけになればと思い作ったフィールドです。
大事なのは右側の列の「キラリ」と「その他」
ここに、その日の出来事を子どもの名前を挙げて具体的に書きます。
例えば、「キラリ」のフィールドには、
・何かを頑張って輝いた子
・誰かの為に行動して輝いた子
などの「キラリ」と光った場面をその子の名前と一緒に書きます。
(今回、子どもの名前を「児童1」と表しています。)
「その他」のフィールドには、「キラリ」とは反対の
・ケンカなどの問題行動のあった子
・その他、注意が必要な子
のようなことを書いておきます。
(できれば、こんなこと、書きたくないのですが・・・。)
もちろん、毎日忘れずにこの作業を続けることが大変であれば、
思い立った時に日誌をつければいいのです。
そんなことをコツコツと続けていていけば、きっとすてきなデータベースができるはず。
そして、通信簿を書く時には、「スマートコレクション機能」を使います。
例えば、下の画像のように、
「キラリ」のフィールドに「児童1」と書かれているレコードをピックアップします。
こうしてピックアップされたレコードを見ながら、子ども達の様子を思い返せばよいのです。
なお、今回作ったテンプレートはあくまでも、子ども達の生活の様子を書き留めるものです。
時間割などのフィールドを作成してはいますが、教科の時数集計はできません。
むしろ、時数集計(※)などの少し複雑な計算処理が必要なことは、Bento2を使わずにExcelやNumbersなどの表計算ソフトを使った方が、簡単だと思っています。
(※)「時数集計」について・・・学校の授業は、教科ごとに学習する最低の時間数が定められていて、それが最低を下回らないように各学級で学習した時間を記録しています。今日ほどパソコンが普及する前は電卓片手に計算していましたが、最近ではExcelなどの表計算ソフトを用いて計算することの方が多いようです。「if」などの関数を使うことがあるので、関数を使えないBento2では、時数集計は不向きです。
アドレスブックをGoogleと同期したら・・・
OSXのアドレスブックでは、データをGoogleと同期できます。
つまり、Gmailのアドレス帳と同期できるのです。
(「Googleと同期」にチェックを入れます。)
こりゃ便利と思い、さっそく同期させたのが数ヶ月前。
そして、先日、Macのアドレス帳を立ち上げてみたら、
「カードが選択されていません」?
どこを探しても、データがないのです。
いやいや、そんなはずはない。確かにアドレスが入っているはず!
と思い、同じくアドレス帳と同期させているiPod Touchの「連絡先」を見てみたら、
同じようにすべてのデータがが無くなっていました。
そして思い出しました。
数日前、Gmailのアドレス帳を削除したということを。
どうやら、データの入っていないGmailのアドレス帳と、データ満載のMacのアドレスブックを同期させたときに、Gmail側のアドレス帳をOSX側に同期させてしまったようなのです・・・。
がーん!!!!!!
しかも、ここ数ヶ月、TimeMachineでのバックアップを停止していたため、復元できたデータは数ヶ月前の状態・・・。
よくよく調べると、アドレスブックの設定画面で、「Googleに同期」にチェックを入れるとこんな確認画面が出てきました。
どちらのデータを上書きするのかはよく分かりませんが、
「バックアップコピーを作成することを強くお勧めします。」
はい。ちゃんと注意を促されてました・・・。
ちゃんと、読まなきゃダメですね。
みなさんも、Googleと同期させる際はご注意ください。
Bento2で保証書管理
Bento2のレポート3回目です。
今回は教育関連から離れてBentoを使ってみたいと思います。
Bento2は、企業が使うための本格的なデータベースソフトではなく、あくまで個人が扱う家庭用データベースソフトです。
ということで、「家庭用」という言葉から、家庭の中でデータベース化したいものを考えてみました。
そこで思いついたのが、保証書。
これまで、保証期間内に家電製品などが故障した経験がほとんどなく、保証書をきちんと保管していませんでした。
ところが、1年ほど前にプリンターが故障した時、「確か保障期間だったはず。」と思い保証書を探すも、どこに保管したのか分からない・・・。
結局、いろいろ探しまくって、ようやく見つけ、なんとか無料で修理はできたのですが。
こんな経験から、保証書をデータベース化できないかと思い、テンプレートを作ってみました。
その名も「製品保証」。
そして、完成品したスクリーンショットはこちら。
(クリックで拡大)
製品名、メーカー、製品番号、製造番号、購入日、購入店、メーカー保障期限
その他の保障期限、商品の画像、保証書保管場所、レシートの有無を記載できるほか、自動でGoogle検索のアドレスも表示されます。
他に、購入価格のフィールドもありますが、今回は保証書の保管場所と保障期限についてのテンプレートだったので、購入価格についてはフォームに配置していません。
詳細は以下。
・製品名:製品の名称
・メーカー:メーカー名
・製品番号:商品の製品番号。型番。
・製造番号:商品の製造番号。シリアル番号
・購入日:購入した日。
・メーカー保障期限:メーカーが保障する期限。購入した日の1年後など。
・その他の保障期限:販売店などが独自に提供する保障期限。購入価格の5%支払えば、5年間保障など。
・商品の画像:商品の画像。ドロップして画像を挿入できる。
・保証書保管場所:保証書を保管している場所。紙の保証書であれば、バインダーなどに閉じておけますが、製品のパッケージに保証書が記載されている場合は、バインダーに閉じることができません。そんなときは、保管場所を記載しておきます。
・レシートの有無:保証書以外に購入日を証明するためにレシートが必要な場合があります。そのためにもレシートの有無は重要です。
・Google検索:製品番号を記載すると、自動でGoogle検索するためのアドレスが表示されます。設定の仕方について後述。
さて、今回のテンプレートで工夫したのは、スマートコレクション機能による「保障期限切れコレクション」とGoogle検索欄です。
1.保障期限切れのスマートコレクション
「メーカー保障期限」を「次の指定値以前」にし、指定値には今日の日付を書きます。
すると、この条件に該当するレコード(製品)だけがピックアップされます。
今回にテンプレートでは、「メーカー保障期限切れ」と「その他の保障期限切れ」の2種類作成しています。
2.Google検索欄
計算フィールドを使って、Google検索用のURLを表示するようにしました。
設定の仕方は以下の通り。
"http://www.google.com/search?hl=ja&q=" +の後に、「製品番号」フィールドを挿入します。
結果をテキスト表示させると、
「http://www.google.com/search?hl=ja&q=NJ-WS10A」
のように下線付きで表示され、クリックするとブラウザからGoogle検索することが可能です。
計算欄を
とすると、メーカー名と製品番号でGoogle検索することもできます。
(下のフィールドがメーカー名と製品番号での検索)
ただし、メーカー名が日本語だと、以下のようになります。
下のフィールドのアドレスには下線がありません。
クリックしてもブラウザは立ち上がりません。
ドラッグ&コピーし、ブラウザのアドレス欄にペーストすれば検索はできますが、少々面倒です。
そんなわけで、このテンプレートでは、製品番号のみによるGoogle検索を取り入れました。
まとめ
「計算」フィールドで扱えるデータは数値、日付、テキスト、通貨などあります。
四則演算を駆使することでいろいろな計算ができます。
今回はテキストでも工夫すればいろいろなことができることを実感しました。
もう少し勉強して、他に便利な使い方がないか試してみたくなりました。
保護されたPDFの保護を解除する?
以前、こんな記事を書きました。
パスワードによって保護されたPDFを編集できてしまうという話題です。
すべてのPDFで可能なわけではないですが。
さて、今回もPDFにまつわる話を。
先日、とある音楽系サイトで有料の楽譜を購入しました。
そのサイトでは購入した楽譜(PDF形式)をブラウザ上で表示し(表示には購入後に知らされるパスワードが必要)、そこから印刷することになっています。
さらに、ブラウザ上で楽譜を表示できるのは3日以内です。
これは、「楽譜に関する著作権を守るため」ということです。
ただ、Safariの場合、ウィンドウにこんなものが現れて、PDFは簡単にダウンロードできてしまいます。
ただし、これでダウンロードしたPDFファイルにはパスワードによる保護がされていて、必ずパスワードを求められます。
アイコンプレビューも機能しません。
Quicklookもだめです。
もちろん、Coverflowもです。
ですから、ダウンロードできたとしても、表示し、印刷するにはいずれにせよ、パスワードが必要になります。
先ほどの赤い画面にパスワードを入れてみました。
ちゃんと、表示されています。
しかし、ここからが少し問題あり。
まず、このサイトでは「購入した楽譜がブラウザ上で表示できるのは3日以内で、それまでに印刷してください」ということになっていたのですが、
今回ダウンロードしたPDFファイルは、パスワードを入れれば、3日過ぎても表示が可能です。(ちなみに、4ヶ月以上前に購入した楽譜も表示可能でした。)
つまり、3日過ぎても印刷ができてしまうわけです。
さらに、プリントアウトする際にこんなウィンドウがでてきますが、矢印部分に注目してください。
なにやら、「PDF」と書かれていますね。
クリックすると、
別のPDFファイルとして保存できます。
「セキュリティオプション」をクリックすると、
開いたり、コピー、印刷時にパスワードを求めるように設定できます。
今回は、パスワードの設定をせずに保存してみます。
すると、あら不思議。
アイコンプレビューされています。
Quicklookは、
できています。
Coverflowだって、
ばっちりです。
当然、開いてみたら、
先ほどの楽譜を同じものです。
つまり、パスワードで保護されていたはずのファイルが、パスワードを必要としないファイルになってしまったわけです。
厳密に言うと、ファイルサイズが156KBから236KBに増えているため、同じものではありませんが、印刷しても、その差は大して変わりません。
これって、著作権上、まずいですよね。
パスワードで保護されているファイルは、新たにPDFファイルとして保存できないようにするなどの対策をした方がよいのではないでしょうか、Appleさん。
あ、くれぐれも、
悪用しないでください。
Bentoで会計
Bento2レポート第2回目です。
前回はExcelで作成した名簿をBento2に取り入れようとしたのですが、住所を取り入れることができないことが分かりました。(くわしくはこちら)
今回は私の苦手な仕事の一つである「学級会計」に挑戦してみたいと思います。
ちなみに、学級会計とは保護者から預かったお金を使ってテストやドリル、学習で使う教材を購入することです。
1人あたりの教材費には地域、学校によって差はありますが、決して少ない額のお金ではありません。こまめに記録していかないと、
「あの教材の支払いしただろうか?」
「お金が余っていると思って教材買ったら、今度は足りなくなってしまった!」
なんてことが起こりかねません。
ということで、今回は会計の作業をしてみたいと思います。
まずはじめに結論を言いますが、
Bento2は複雑な計算処理や表計算を得意としていません。
複雑な計算処理が必要な場合は、ExcelやNumbersを用いるのが賢明だと思います。
ですから、Bento2でどの程度の計算ができるのか、以下に記載します。
【続きを読む】たばこの代わりにMac Book Airはいかが?
よく、物の大きさを分かりやすく表すために、
もののよこにたばこの箱を置いてあることがありますよね。
たとえば、こんな風に。
それにしても大きなアポロですね(笑)
先日、ネットを見ていたら、こんなのがありました。
(画像をクリックすると拡大されます。)
左下にMacBookAir。
これは、「ほぼ日手帳COUSIN」とう商品の重さを他の物と比較しているものです。
「手帳がMacBookAirの半分くらいの重さです。」
ということを伝えるためにMacBookAirが登場しています。
きっと軽い物の「代名詞」として、MacBookAirを登場させたのだと思います。
いつの日か、「軽い物といえばMacBookAir」と言われる日が来るかもしれませんね。