
Tigerでも高機能だと思っていましたが、
Leopardではさらなる進化を遂げました。
画像のトリミング、リサイズができるのは便利ですね。
これで、レイヤーがあったりしたらもっと便利だなぁ、なんて妄想。
そこまで機能がついたら、「プレビュー」という名前ではなくなりますね。
さて、この「プレビュー」
新たに備わった(?)機能に、こんなものがあることに気づきました。
パスワードによって暗号化されたPDFファイルを編集できてしまうのです。
名付けて、「パスワード無視機能」
これは偶然なのかもしれませんが、Tigerでは、パスワードでロックされていたPDFファイルは編集できませんでしたが、Leopardのプレビューで編集できてしまうのです。
※ここから先に書かれていることは合法的とは言い難い部分もありますので、悪用はしませんように。
まずは、パスワードによってロックされているPDFファイルを用意します。
今回はキャノンのホームページから、ペパークラフト素材を使ってみました。
ちなみにこちら。いろいろあるので、作ってみると楽しいですよ。
ダウンロードしたファイルをAdobe Readerで開きます。
「文書」→「セキュリティ」→「文書のセキュリティを表示」と進むと、そのPDFファイルのセキュリティについて見ることができます。

パスワードによって保護されているので、コピーなどはできません。
スナップショットツールで一部分を選択することもできません。

(カメラのアイコンをクリックすることもできません)
ところが、このファイルを「プレビュー」で開いてみます。
「ツール」→「インスペクタ」で、インスペクタを表示させます。
南京錠の形のアイコン「暗号化」をクリックすると、

暗号化はされているようですが、「コピーできます」と書かれています。
試しに、一部分を選択してみます。

選択した部分をコピーし、「クリップボードから新規作成」をすると、

新しいPDFファイルができました。
もちろんパスワードで保護されていません。
試しに、元のファイルを別名で、しかもパスワードなしで保存できないか試してみましたが、
さすがにそれはできませんでした。
確認はしていませんが、Mac用のAdobe Readerで編集できなかったので、Windows版でも編集はできないと思われます。
「プレビュー」は意図しないところで高機能になってしまっていますね。
果たして、この「パスワード無視機能」があってよいのかダメなのかは分かりませんが・・・。
>そのらまさん
「これってグラブみたいに、ビットマップでキャプチャ→PDFで保存ってことをやってるだけじゃないんでしょうか?」
確かに、そういう操作をしているだけかもしれません。
また、ベクトルデータを生で取り出しているわけでもないので(おそらく)、バグではないかもしれません。
ただ、私が申し上げたいのは、
「Adobe Readerではできなくなっているはずのコピーが、プレビューではできてしまう」ということです。
ちなみに、実は、Leopardにする前のTigerの時、同じようにプレビューでコピーをしようと試したことがありましたが、コピーできなかった気がします。
記憶が曖昧なので断言できないことが申し訳ないのですが・・・。
これってグラブみたいに、ビットマップでキャプチャ→PDFで保存ってことをやってるだけじゃないんでしょうか?
図画のベクトルデータやテキストデータを生の状態で取り出せるならバグだと思いますが、ただ単にビットマップでコピーしているだけならバグなどでは無いと思いますよ。
手元にあるのが10.4のみなので、私自身で確認出来ないのが申し訳ないのですが…
私はTigerからのMacユーザーなので詳しくは分かりませんが、プレビューもいろいろな機能がついては削除されてきた歴史があるようです。
でも、Leopardのプレビューはとてもいいと思います。
アップデートで消されたくはないですね。
出たての時はポカミスがあるのでしょうか?
PlayStation 2 が発売開始された時も、DVD の再生機能が
リージョンコード無視でとってもお宝だったことを思い出しました。
今更、回収もできないしね。
iTunes もネット越しの音楽共有機能が後からつぶされたことも
ありましたね。あれはポカミスではなく、売りの一つだったと思いますが。
残念。
今回も、今後のアップデートで消されてしまうでしょうね。
バックアップしとこっと