Bento2のレポート3回目です。
今回は教育関連から離れてBentoを使ってみたいと思います。
Bento2は、企業が使うための本格的なデータベースソフトではなく、あくまで個人が扱う家庭用データベースソフトです。
ということで、「家庭用」という言葉から、家庭の中でデータベース化したいものを考えてみました。
そこで思いついたのが、保証書。
これまで、保証期間内に家電製品などが故障した経験がほとんどなく、保証書をきちんと保管していませんでした。
ところが、1年ほど前にプリンターが故障した時、「確か保障期間だったはず。」と思い保証書を探すも、どこに保管したのか分からない・・・。
結局、いろいろ探しまくって、ようやく見つけ、なんとか無料で修理はできたのですが。
こんな経験から、保証書をデータベース化できないかと思い、テンプレートを作ってみました。
その名も「製品保証」。
そして、完成品したスクリーンショットはこちら。
(クリックで拡大)
製品名、メーカー、製品番号、製造番号、購入日、購入店、メーカー保障期限
その他の保障期限、商品の画像、保証書保管場所、レシートの有無を記載できるほか、自動でGoogle検索のアドレスも表示されます。
他に、購入価格のフィールドもありますが、今回は保証書の保管場所と保障期限についてのテンプレートだったので、購入価格についてはフォームに配置していません。
詳細は以下。
・製品名:製品の名称
・メーカー:メーカー名
・製品番号:商品の製品番号。型番。
・製造番号:商品の製造番号。シリアル番号
・購入日:購入した日。
・メーカー保障期限:メーカーが保障する期限。購入した日の1年後など。
・その他の保障期限:販売店などが独自に提供する保障期限。購入価格の5%支払えば、5年間保障など。
・商品の画像:商品の画像。ドロップして画像を挿入できる。
・保証書保管場所:保証書を保管している場所。紙の保証書であれば、バインダーなどに閉じておけますが、製品のパッケージに保証書が記載されている場合は、バインダーに閉じることができません。そんなときは、保管場所を記載しておきます。
・レシートの有無:保証書以外に購入日を証明するためにレシートが必要な場合があります。そのためにもレシートの有無は重要です。
・Google検索:製品番号を記載すると、自動でGoogle検索するためのアドレスが表示されます。設定の仕方について後述。
さて、今回のテンプレートで工夫したのは、スマートコレクション機能による「保障期限切れコレクション」とGoogle検索欄です。
1.保障期限切れのスマートコレクション
「メーカー保障期限」を「次の指定値以前」にし、指定値には今日の日付を書きます。
すると、この条件に該当するレコード(製品)だけがピックアップされます。
今回にテンプレートでは、「メーカー保障期限切れ」と「その他の保障期限切れ」の2種類作成しています。
2.Google検索欄
計算フィールドを使って、Google検索用のURLを表示するようにしました。
設定の仕方は以下の通り。
"http://www.google.com/search?hl=ja&q=" +の後に、「製品番号」フィールドを挿入します。
結果をテキスト表示させると、
「http://www.google.com/search?hl=ja&q=NJ-WS10A」
のように下線付きで表示され、クリックするとブラウザからGoogle検索することが可能です。
計算欄を
とすると、メーカー名と製品番号でGoogle検索することもできます。
(下のフィールドがメーカー名と製品番号での検索)
ただし、メーカー名が日本語だと、以下のようになります。
下のフィールドのアドレスには下線がありません。
クリックしてもブラウザは立ち上がりません。
ドラッグ&コピーし、ブラウザのアドレス欄にペーストすれば検索はできますが、少々面倒です。
そんなわけで、このテンプレートでは、製品番号のみによるGoogle検索を取り入れました。
まとめ
「計算」フィールドで扱えるデータは数値、日付、テキスト、通貨などあります。
四則演算を駆使することでいろいろな計算ができます。
今回はテキストでも工夫すればいろいろなことができることを実感しました。
もう少し勉強して、他に便利な使い方がないか試してみたくなりました。
前回、購入品のデータベースを作成してみたのですが、後になってBento2のモニターを紹介しているMacFanのページを見たら、「Bento2で保証書管理」というisoさんのブログレポートを見つけました。見てみると内容がそっくりで、パクリじゃないか(もちろん後で書いている?...