

どちらも携帯端末のUIが起源ですが、それぞれwindows8、MacのOSX LionのUIに統合された機能です。
先日、windows8のConsumer Previewがダウンロードできるようになったので、試しにVMware fusionを使ってインストールしてみました。
※VMware Fusionはwindows8を正式にサポートしているわけではありません。
両方の機能を使ってみて感じたことを書いてみたいと思います。
続きはこちらから。
windows8で目を引くのは、Metroという新しいUIかと思います。
インストールしてログインすると、すぐに下の写真のような画面が表れます。

Windows Phone 7をお使いの方にとってはおなじみかもしれませんが、私にとっては初めてのUI。
少し、というか、かなり戸惑いました。
これまでのようなデスクトップがありません。
ただ、完全にデスクトップが無くなってしまったわけではなく、Metro右下の「デスクトップ」というタイルをクリックするとデスクトップが表示されます。

しかし、ここにはWindowsおなじみのスタートボタンがないっ!!
(設定の仕方によってはスタートボタンを表示できるのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。)
「コンピューター」は? 「ドキュメント」は? どうやって電源切るの?
わからないことだらけでした(笑)
慣れるまでには少し時間がかかりそうです。
一方、lionのLaunchpad。

iOSでおなじみのUIです。
iPhoneやiPadを使ったことのある方であれば、簡単に操作できると思います。(スクロールの方向で戸惑うことはありますが・・・。)
androidもiOSのように同じサイズのアイコンが縦横にならぶUIを採用しているので、androidユーザーもさほど戸惑う頃ことはないと思います。(私の推論ですが・・・。)
ただ、この機能にも賛否両論あるみたいですね。
実際、私もほとんど使っていません。
というのは、1画面に5×8個のアイコンが並ぶと、目的のアイコンを探すのが大変だからです。
自分で整理しておけばいいのですが、たくさんのアプリを入れていると,整理するのも困難で・・・。
さて、MetroとLaunchpad。
どちらも携帯端末が始まりという共通点はありますが、それぞれWindowsとOSXへの統合のされ方が違います。
MetroはWindows8の最前面に押し出されているのに対し、LaunchpadはOSX Lionの“一部の機能”です。
MicrosoftはMetroによほどの自信があるのでしょうか。
ユーザーにMetroを使うことを強いているようにも感じられます。
パソコンの場合、キーボードとマウスなどのポインティングデバイスを用いて操作するのが一般的です。
Metroはタッチパネル上での操作に特化されたUIと考えると、こんなにもMetroを前面に押し出していいのでしょうか?
実際、Metroから「Internet Explorer」や「フォト」「メール」などのアプリを試してみましたが、「タッチパネルなら使いやすそうだな。」という印象を受けました。
また、デスクトップを表示したときにタスクバーにはキーボードの形をしたアイコンがありました。
そのアイコンをクリックするとが、画面の下部に「タッチキーボード」なるものが表れました。
おそらく、タッチパネルを前提とした設計なのでしょう。
もちろん、ユーザーが使いやすいようにそれぞれでカスタマイズしていけばよいのでしょうが、カスタマイズする前に「操作の仕方がわからない」と困惑するユーザーが現れるのではないかと心配です。
私は仕事ではWindowsを使っています。(同業者の9割以上がWindowsユーザーなので、なかなかMacは使えません。)
そんなわけで、転職しない限り、退職するまでのおよそ30年間、Windowsとおつきあいしていくことになると思います。
しかし、残念ながら、私が仕事する上でMetroは全く使い物になりません。
Metroさん。もう少し控えめにお願いします・・・。
このコメントは管理者の承認待ちです
このコメントは管理者の承認待ちです