iPhotoのスライドショーは簡単に作れますが、完成度は今ひとつ。
ということで、iMovieを使ってみましょう。
iMovieと言っても、二つあります。
先日発売されたiMovie(08)と、iLfie'06に入っているiMovie HDです。


いろいろなブログでも書かれていますが、両者には一長一短あります。
特に、iMovie08でビデオFX機能が削除されたり、タイトル機能の数が減ったのは、残念な限りです。
そんなわけで、今回は、両方の良いところを利用して作ってみたいと思います。
iMovie08のよい(と私が感じる)ところの一つは、トランジションをまとめて設定できることです。
iMovieHDの方は、スライドごとに毎回トランジションを追加しなければなりません。
しかもその都度バックグラウンドでレンダリング処理をするので重く感じます。
まずはiMovie08を起動して、iPhotoのライブラリから写真を読み込みます。
(事前にiPhotoでアルバムを作っておくと作業が簡単です)

「プロジェクトの情報」を見ます。

「自動的にトランジションを追加」にチェックを入れると、トランジションが挿入されます。

これではすべて一つのトランジションに固定されるので、今度は先ほどのチェックを外します。
その後、自分でトランジションを選んで挿入します。
ちなみにトランジションはこのようなものがあります。

さて、問題は音楽です。
音楽はiTunesのライブラリから(またはGarageBandから)選ぶわけですが、曲の長さが問題です。
曲の長さに合わせて写真の枚数を変えるか、写真の枚数に合わせて曲の長さを変える必要があります。
iMovie08では各スライドの長さも自由に変えられるので、その辺は一つ一つ調整しておきます。
(これが結構大変かもしれません)
そして、iMoive08のよい(と私が思う)ところの二つ目はKen Burnsエフェクトです。
これはiPhotoにもiMovieHDにもありますが、iMovie08の場合は、Ken Burnsエフェクトの微調整が簡単にできます。
(Ken Burnsエフェクトは静止画に動画のようなエフェクトを与えることができます。)
スライドを選択し、下のボタンをクリックします。

するとスライドに赤と緑の線が現れます。

緑線が始点で赤線が終点です。
この大きさや位置を自由に変えることができます。
(iMovieHDではこのような線が表示されないので、少し分かりにくいです)
次からの作業はiMovieHDで行います。
しかしiMovieHDはiMovie08のファイルを読み込めません。
ですからiMovie08のファイルをムービーとして書き出し、それをiMovieHDで読み込みます。

書き出す大きさはDVDにするのを考えて、大きめに書き出した方がよいでしょう。
iMovie08はバックグラウンドでレンダリング処理をしないので、この書き出しには時間がかかります。
次は、書き出したファイルをiMovieHDで読み込みます。
(これにもちょっと時間がかかります)
後は、適当にテロップを入れたり、

ビデオFXを入れます。

そんな作業を繰り返し、最後にiDVDでDVDにします。
(DVDの作り方については割愛します。)
決して簡単な作り方ではないですが、細部にこだわった完成度の高いスライドショーが作れます。
もちろん「Final Cut Studio」があれば、もっとすごいのが作れると思いますが、高額ですからね・・・。
でも一番必要なのは、スライドショーを作るセンスですよね。
こればっかりはMacを使ってもどうにもならないかもしれません・・・。
私はよくwondershareの「PhotoMovie Studio 5 Pro」で画像スライドショーを作成しています。
BGMやアフレコ、テロップなどの演出機能も満載し、とても使いやすいソフトです。
僕は Flash Slideshow Maker というソフトを使っています。画像やディジタル写真をスライドショー(SWF 形式の Flash 動画)に作成できるツールです。文字、音楽の挿入は簡単にできます。
参考サイト:http://www.anvsoft.jp/fsm.php
かなりプライベートものなので、公開することはできません。
すみません。
わたしも Mac を使い始めて1年になります。
出来上がったスライドショーを拝見したかったですが、プライベート用に作成されたのでやはり無理ですね(^^;
Win で、Movie Studio を使って同じような事をしていましたが、今度 iMovie で作ってみたいと思います。